@article{oai:kyoei.repo.nii.ac.jp:00000179, author = {下沢, 敦 and Shimozawa, Atsushi and 下沢, 敦 and Shimozawa, Atsushi}, issue = {21}, journal = {共栄学園短期大学研究紀要}, month = {Jan}, note = {14世紀中葉以後、守護が足利幕府に反逆して謀叛を起こす風潮を生じた。守護の謀叛を受けて立つ将軍は、謀叛を起こした守護を直断する必要に迫られた。将軍による謀叛人の直断は、守護の職権たる大犯三箇条の謀叛人検断条項と両立しなかった。三代将軍義満が謀叛人に関する将軍の上位検断権を最優先した結果、南北朝期末には、守護の謀叛人検断権行使は、著しく制約されるに至った。義満による南北朝の合一実現後は、守護が幕府に反逆して起こす謀叛位しか起こり得なくなったが、この段階に至り、大犯三箇条の謀叛人検断条項は、完全にその意味を失った。そこで、義満は、時議を見計らい、大犯三箇条の謀叛人検断条項を削除する措置を取った。その結果、御成敗式目に内蔵されていた自律的修復機構または自動的補正機構が自然に働いて、謀叛人検断の代わりに放火人検断が置き換わり、大犯三箇条の三条項は、放火・殺人・盗みの三条項に改まることになった。}, pages = {1--42}, title = {南北朝合一に伴う大犯三箇条の変化について}, year = {2005}, yomi = {シモザワ, アツシ and シモザワ, アツシ} }