@article{oai:kyoei.repo.nii.ac.jp:00000011, author = {淵本, 康方 and Fuchimoto, Yasunori}, issue = {1}, journal = {共栄大学研究論集}, month = {Mar}, note = {企業拡大のためあるいは競争力強化のために、国内においても、国際的にもM&Aは活発に行われている。本稿では、自動車業界、金融業界、家電業界において行われた大企業間のM&Aをとりあげて、その成否について考察した。自動車業界におけるダイムラーとクライスラーとの合併は、対等合併という幻想を打ち砕いたダイムラーによるクライスラーの吸収合併であり、ルノーと日産の資本提携も日産がルノーグループの傘下に入ることによって、ルノーグループの世界戦略の一翼を担うという役割を演ずることによって経営危機を回避できたということが出来る。わが国における大規模都市銀行同士の合併は、企業成長の戦略の実現のためにおこなわれたというよりも、弱者連合による人員削減、支店削減を共同で実施することによって、経営危機を乗り越えようとするものであって、国際競争力を有するメガバンクの登場という掛け声と実態との格差は歴然としている。日本企業の戦略の脆弱性については、国際経験豊かな家電メーカーにおいても、対中国企業との提携戦略の貧弱さに現れていると言えそうだ。}, pages = {106--119}, title = {M&A成功の条件の研究}, year = {2003}, yomi = {フチモト, ヤスノリ} }